① アニメシナリオ大賞からドリームオーディション、そしていよいよルガーコードの完成を迎えますが、この約2ヶ月弱を振り返っての感想をお聞かせください。
「ルガーコード 1951」チーフプロデューサー
成毛 克憲さん
大きなプロジェクトでしたので容易に進まないことが多かったですが、あらゆる方々のご協力とサポートのおかげでこの日を迎えられたことは感慨無量です。
② このプロジェクトにおいて「何が大変」で「何がうれしかった」ですか?
大変だったのは1,758作品の応募シナリオに目を通すことでした。皆さんが精魂込めて創作されたシナリオですので「しっかり読まなくては」との思いで読ませて頂きました。また、秀作力作が揃った最終選考会で、大賞作品がなかなか決まらなかったのも大変でした。終了予定時間を2時間近くオーバーし、やっと決まった時は安堵感でいっぱいでした。
嬉しかった点は、ジャンプ編集部さんが今回の一連の企画(シナリオコンテスト、コミック化、声優オーディション、アニメ化)にご理解とご協力を下さったことです。
③ アニマックスにとって「少年ジャンプ」とはどういう位置づけですか?
アニマックス開局以来、ジャンプアニメの人気は不動です。ゆえにジャンプ作品はアニマックスにとって切っても切り離せない存在ですし、アニマックス視聴者から見ても親しみのある作品ばかりです。
そのジャンプ作品を生み出すジャンプ編集部さんと一緒に手がけた「ルガーコード1951」は、アニマックス視聴者に必ず楽しんでもらえる作品だと思います。
④ 渡辺けあきさんについて(優勝からアフレコまでを見て、彼女の魅力は?)
プロボーラー声優は恐らく渡辺さんが初ですよね。二足のわらじを履く訳ですから、器用であり、努力家なんだと思います。
発声トレーニングや演技の勉強はまだまだ必要ですが、声優としてのポテンシャルは非常に高いです。
プロボーラーということは体育会系気質の一面もあるはずなので、強いメンタルの持ち主でもあると思います。声優として是非活躍して欲しいです。
⑤ プロデューサーとして、「ルガーコード1951」で特に大事にしていることを教えて下さい。
羽木さんの大賞受賞シナリオ、暁月先生がコミックで描かれた流麗なキャラクター、高橋監督のアニメ演出技法。このお三方の個性と才能が融合したとても贅沢でとても欲張りな作品創りを目指し、そして、それを完成させることだけを考えて臨みました。
⑥ アニマックスとして、視聴者にメッセージをください。
「ルガーコード1951」はキャラクターが背負った悲哀とそこから紡がれるドラマ、 また、臨場感溢れるアクションシーンの連続で、あっという間の25分間だと思います。是非楽しんで頂ければと思います。